我が家が地区の班長の時
夏祭りが行われ我が家は
焼きそば班でした
普通は役をもらうといやがるはずなのに
料理好きのアホ嫁は大喜びです
当然大量に作るので鉄板は巨大です
めったにそんな経験はできないので
アホ嫁はおお張り切り
アホ嫁「アンタは何もしなくていいからネ」
朝から会場の設営に大忙しです
テント張りや舞台の製作
提灯を会場中に張り巡らせたり
焼きそばの屋台を作ったり
夕方には焼き始めなくては
ならないのですから
急ピッチで作って
なんとか間に合いました
委員はハッピとタオルが支給されます
ハッピを着てアホ嫁の気分は
最高潮
さあ、作るぞ
っと思ったら
誰?
このおばさん?
準備の時にはいなかったぞ?
アホ嫁目が点!!
見知らぬおばさんが
焼きそばを焼き始めているのだ
アホ嫁「ネ~あの人、誰?」
オレ「知らない 見たことない」
他のおばさんに聞いてみると
婦人部の人らしい
おばさんA「婦人部の人がなんで
ここにいるのかね~?」
おばさんB「婦人部は焼き鳥なのにね~」
おばさんC「お嬢、焼くの張り切っていたのにね~」
ちなみにアホ嫁は、準備の時からおばさん達に
お嬢と呼ばれはじめました」
おばさんB「同じ地区だから、やっかいだね~」
おばさんC「しばらくやらせて交代しな」
おばさんA「本当になんでいるのかね~」
と言う事で
我が家はサポートにまわりました
材料を入れる役です
油をひいたり
焼きそば麺を入れたり
キャベツを入れたり
ソースをかけたり
こんなんでアホ嫁は満足しません
アホ嫁は必死です
アホ嫁「熱くないですか?」
アホ嫁「疲れませんか?」
アホ嫁「少し休みませんか?」
婦人部のおばさん「大丈夫だよ
どんどん焼いて終わりにしよ~
あたしの焼きそばは美味しいよ
実家が焼きそば屋だから」
アホ嫁「・・・めまいが・・・」
おばさんA「焼きそば屋だって知ってた」
おばさんB「知らないわよ」
おばさんC「お嬢かわいそ~に、あれじゃ
変わってもらえないよ」
おばさんB「張り切っていたのにね~」
交代する気のない婦人部のおばさん
アホ嫁
意気消沈
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すべての焼きそばは焼かれてしまいました
アホ嫁の祭りは終わった
アホ嫁どこからか、かき氷をもってきました
オレ「どっから持ってきたの?」
アホ嫁「委員はもらえるんだって」
アホ嫁の機嫌は良くなったみたい
まぁ祭りの裏方もけっこう楽しめたし
いいかな
最後に花火があがって終了です
明日の朝に屋台などの解体なので
屋台のゴミを片付けて
今日は終了
オレ「さ~帰ろう」
アホ嫁「・・・・・・・」
アホ嫁「今からスーパー行くよ!」
オレ「何しに?」
アホ嫁「焼きそば買いに行くよ」
オレ「マジ??」
アホ嫁「あったりまえじゃん!!
アタシが今日、何しに来たと思ってんの!!!
焼きそばを焼きにきてんだよ
それなのに~
一個も焼いてないんだよ!!!!
さっさと行くよ」
かき氷ではアホ嫁の
頭は冷えてないようです
そんなに焼きたかったのか
アホ嫁!